真カレイ(学名: Pseudopleuronectes herzensteini)は、地域によって獲れる時期や味わいのピークが異なります。
真カレイの旬の時期は主に2つのピークがあります。北海道や東北など北日本沿岸では、産卵期を迎える12月〜4月頃にかけて「子持ちカレイ」が流通し、濃厚な卵と淡白な身の贅沢なコントラストを楽しめます。一方、産卵を終えて身に栄養が行き渡る夏から秋(7月〜10月)は、白身自体の脂乗りと筋肉の締まりが抜群で、純粋な身の甘みを堪能するならこの時期の「オス」や「若魚」が隠れた名品と評価されています。
栄養面においても非常に優れた特性を持ちます。文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)」のデータによると、真カレイ(生)100gあたりの栄養価は以下の通りです。
- エネルギー:約85〜95 kcal
- たんぱく質:約18.5〜19.6 g
- 脂質:約1.0〜1.3 g
- 炭水化物:0.1 g未満
カレイ塩焼きのカロリーと栄養の特徴は、極めて高たんぱくかつ低脂質な点にあります。消化吸収に優れ、胃腸に負担をかけにくいため、アスリートの減量食や高齢者の栄養補給にも理想的です。また、皮周辺には良質な海洋性コラーゲンが豊富に含まれており、美肌効果を意識する層からも高く支持されています。
淡白で上品な味わいだからこそ、カレイの塩焼きの付け合わせの選定が一皿の完成度を高めます。王道の「大根おろし」には消化酵素が含まれ、焼き魚の後味を爽快にします。柑橘類はレモンよりも、まろやかな酸味と芳醇な香りを持つ「すだち」「かぼす」を添えると白身の甘みが引き立ちます。さらに、口直しとなる「はじかみ生姜(甘酢漬け)」や「青唐辛子の素焼き」「菜の花のおひたし」を合わせることで、彩りと季節感が格段にアップします。