ドラゴンボールの敵キャラクターや宇宙人を見渡すと、紫色や紫を取り入れたデザインが極めて多いことに気付きます。フリーザの第3形態や各形態の頭部・肩の生体パーツ、コルド大王のマントや皮膚、さらには劇場版ボスのクウラ(変身前・変身後)に至るまで、紫色が悪役のシンボルカラーとして重用されています。
なぜ鳥山デザインにおいて紫色がこれほど重宝されるのか。そこには色彩設計における明確な視覚効果が存在します。
主人公である孫悟空の道着は「オレンジと藍色」、超サイヤ人は「金色(黄色)」という鮮やかなビタミンカラーがベースです。これに対し、補色や対比関係にある「紫色(パープル)」を敵に配することで、画面上でのコントラストが際立ち、地球外生命体としての異質さ、毒々しさ、そして冷徹な格調高さを直感的に演出できます。
ネット上のコミュニティでも「ドラゴンボールの紫キャラは特殊能力持ちのチート枠が多い」「ギニューの強烈なネタ感とビルス様の圧倒的カリスマ、どちらも紫なのが鳥山デザインの妙」といった声が多く寄せられており、紫色のキャラクター群は世代を超えて特別なポジションを確立しています。