八門遁甲の元ネタは、古代中国で発祥した方位術・天文学に基づく占術「奇門遁甲(きもんとんこう)」です。三国志の軍師・諸葛孔明が戦陣で活用した八卦の陣としても広く知られています。
奇門遁甲における八門とは、「開門・休門・生門・傷門・杜門・景門・死門・驚門」の8つの方位を指します。原典では「開・休・生」が吉門、「死・驚・傷」が凶門、「杜・景」が中吉・中凶と位置付けられており、NARUTOの八門遁甲もこの名称をほぼ忠実に借用しています。
ただし、岸本斉史氏は物語のドラマツルギーを高めるため、順番と位置付けに独自のアレンジを加えました。原典では第七が「死門」、第八が「驚門」と配置されることが多いのに対し、NARUTOでは第八門を「死門」へと再編成。クライマックスで命を散らす禁術としての説得力を極限まで高めています。