日常の突発的な怪我や痛みにおいて、「今すぐ薬局で買えるかどうか」は極めて重要な判断要素です。
ロキソニンテープは、一般用医薬品として「ロキソニンテープS」「ロキソニンテープL」(第一三共ヘルスケア)などがドラッグストアやオンラインで市販されています。これらは「第1類医薬品」に指定されているため、薬剤師による問診・情報提供が必要ですが、医療用と同一の有効成分濃度(1枚あたりロキソプロフェンナトリウム水和物56.7mg/大判113.4mg)が配合されており、医療用と同等の鎮痛消炎効果を手軽に得ることが可能です。
一方、モーラステープ(および後発医薬品のケトプロフェンテープ)は、前述した重篤な光線過敏症リスクの管理が必要であることから、原則として医師の処方箋が必要な「処方箋医薬品」に指定されています。一般のドラッグストアの棚に同濃度のケトプロフェンテープ剤が並ぶことはありません。
ネット上では「処方箋なしで処方薬が買える零売(れいばい)薬局」の利用や個人輸入を模索する声も見受けられますが、零売薬局であっても医療用湿布薬の販売には厳格な数量制限や薬剤師の対面指導が義務付けられており、無条件で手に入るわけではありません。また、友人や家族間で余ったモーラステープを譲渡・共有することは、重大な皮膚障害事故につながるため絶対に避けるべきです。