アルゼンチン赤エビの危険性とは?生食リスクと安さの真相を徹底検証とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
アルゼンチン赤エビの最大の魅力であり、同時に消費者が疑念を抱く要因でもあるのが「並外れたコストパフォーマンス」です。なぜブラックタイガーやボタンエビと比べてこれほど安価に流通できるのか、客観的データとともに比較検証します。
項目・魚種アルゼンチン赤エビブラックタイガーボタンエビ(トヤマエビ等)生産形態・主な産地完全天然(南大西洋・アルゼンチン沖)養殖が主流(東南アジアなど)完全天然(北海道、ロシア沖など)店頭参考価格(100g換算)約150円〜250円前後約300円〜450円前後約800円〜1,500円以上身質・味の特徴ねっとり柔らかく、強い甘みと濃厚なミソ弾力のあるプリプリ食感、淡白な旨味上品な甘み、しっかりとした歯ごたえ安さ・供給のメカニズム巨大トロール船による一括大量水揚げと現地凍結による効率化養殖池の維持費、飼料代、人件費の高騰が価格に反映漁獲割当の制限、資源量僅少による高付加価値化主な冷凍処理船上凍結(シーフローズン)が中心陸上加工場でのブロック凍結・IQF船上凍結または活生出荷
比較表から浮き彫りになるのは、アルゼンチン赤エビが「安価な粗悪品」だから安いのではなく、資源量が極めて豊富な海域で、最新鋭の大型トロール船が莫大な量を一度に水揚げ・一次加工しているという規模の経済(スケールメリット)が働いている点です。中間マージンを極力省き、船内で箱詰め・凍結まで完了させてダイレクトに世界市場へ供給されるため、高級なボタンエビの3分の1から5分の1という破格の相場が実現しています。