スキージャンプ船木和喜の現在|50代現役続行とアップルパイの真実

スキージャンプ船木和喜の現在|50代現役続行とアップルパイの真実

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日本スキー界の歴史において、同時代を駆け抜けた2大巨頭といえば、船木和喜と葛西紀明です。共に北海道が生んだ不世出のジャンパーであり、50代を迎えてもなお現役ジャンパーとして空を舞い続ける共通点を持っています。長野オリンピックでの伝説的な記録から現在の活動スタイルに至る客観的データを比較整理しました。

項目船木和喜(ふなき かずよし)葛西紀明(かさい のりあき)編集部の見解・評価生年月日・年齢1975年4月27日(50代)1972年6月6日(53歳)両者ともに50代を超えて第一線で飛行する世界的生ける伝説。五輪での金字塔1998年長野:個人LH金、団体金、個人NH銀
※長野オリンピック ラージヒル 満点(審判5名全員20点)1994年リレハンメル:団体銀
2014年ソチ:個人LH銀、団体銅
五輪最多連続出場(8大会)審判全員が飛型点20点満点を付けた船木の美しさは歴史的唯一無二の到達点。キャリアの基盤形態起業型デュアルキャリア
(株式会社えんとつ屋代表・自主運営)企業所属型アスリート
(土屋ホームスキー部プレイングマネージャー)実業団モデルの葛西と、ソーシャルビジネス自立型の船木という好対照。社会還元・後進育成アップルパイ収益による全国ジュニアへの用具寄贈、大会支援、直接指導社内チーム監督としての後継者育成(小林陵侑らを輩出)、講演活動トップ選手の育成(葛西)と競技の裾野・底辺拡大(船木)で見事な補完関係。飛行スタイル深い前傾姿勢、板と身体の完全密着、無駄のない流線形圧倒的な風の感覚、後半の伸びを生む「カミカゼ・フライト」力学的な完成美を極めた船木に対し、気流を捉える天性の感覚を持つ葛西。

かつて全日本代表の盟友として世界を転戦した2人は、現在も公式戦の場で顔を合わせれば笑顔で言葉を交わす戦友です。実業団のエースとして組織を率いる葛西と、自ら起業したビジネスで競技環境そのものを耕す船木。アプローチは違えど、両者の存在が日本のスキージャンプ界を力強く牽引しています。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。