赤塚不二夫が遺した「これでいいのだ」は、お気楽な逃げ道ではない。悲惨な戦争体験、破天荒な人生の浮き沈み、そして病魔との闘いの中で、彼が血を吐くような思索の果てに掴み取った「生に対する究極の祈り」だ。
どんなに理不尽な災難が降りかかろうと、どれほど理想から遠く離れた惨めな自分であろうと、世界はすでに存在し、自分はいま息をしている。その冷徹な事実を「よし」と引き受けるところからしか、本物の再出発は始まらない。他者と比較して自分をすり減らす日々に疲れたときは、空を見上げてパパのように呟いてみてほしい。その瞬間、固く閉ざされていた心の結び目がふっと解け、前を向くための静かな勇気が湧いてくるはずだ。 (出典: これ で いい の だ(Yahoo!ニュース))
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