ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が送り出したPlayStationのテレビコマーシャルシリーズは、完全に常軌を逸していた。後輩にドラクエを買わせるために地面へ全力で土下座し、モンスターハンターの熱狂を伝えるために顔面を歪ませて咆哮する。そこにあったのは、大物俳優のプライドをかなぐり捨てた、筋金入りの「ゲームオタクの叫び」そのものだった。
台本を超えたアドリブの応酬。現場スタッフが笑いを堪えきれなかったというテイクがそのまま本編に採用されるなど、彼自身が持つゲーマーとしての純粋なパッションが、クリエイティブの枠組みを破壊し拡張していった。