医学的な検査以外にも、古今東西で無数の性別ジンクスが語り継がれています。なかでも特に有名なのが、約700年前に中国で考案されたとされる「中国式産み分けカレンダー」です。母親の「受胎時の数え年」と「受胎月(旧暦)」の組み合わせから導き出す表で、ネット上では「的中率90%以上」と謳われることもあります。しかし、世界各国の追跡調査において統計的な的中率は約50%(コイン投げと同等)であることが証明されています。
また、体調や体型の変化にまつわるジンクスも根強く存在します。
「つわりの重さと性別の関係」については、「女の子を妊娠するとhCGホルモンが多く分泌されてつわりが重くなる」という俗説があります。一部の医学研究で女児妊娠時につわりがやや重くなる傾向が報告されているものの、個人差が圧倒的に大きく、性別の決定打にはなりません。
「お腹の突き出方ジンクス」も同様です。前に突き出すように尖って出ると男の子、横にふんわり広がると女の子と言われますが、これは母体の骨盤の形、腹筋の強さ、胎児の胎位(向き)によって決まる物理的な現象です。いずれのジンクスも科学的根拠は乏しいものの、妊娠期間を楽しく過ごすための話題作りとして親しまれています。