釧路を訪れる人が最も陥りやすい罠が、「北海道の夏の天気」という大雑把なイメージだ。釧路港周辺の沿岸部が気温18度で肌寒さに震えている時、車でわずか20分ほど移動した釧路湿原の北側や標茶方面では、日差しが照りつけ28度近くまで跳ね上がることがある。
現地をスマートに旅するためのキーワードは、間違いなく「レイヤリング(重ね着)」だ。Tシャツ1枚で外出するのは極めて危険であり、半袖の上から羽織れるウインドブレーカーやカーディガン、あるいは薄手のフリースが必須となる。天気が霧から晴れ、あるいは晴れから冷たい海風へと変わるたびに、脱ぎ着して体温を調整する柔軟性が求められる。