長生きスープの基本形として最も広く推奨されているのが、ハーバード大学で抗がん剤の研究を行っていた高橋弘医師(麻布医院院長)らが提唱する「ファイトケミカルスープ」です。手に入りやすい4つの基本野菜を均等に組み合わせることで、抗酸化の相乗効果が最大化されます。
誰でも失敗しない!3ステップの調理手順
調理における最大のポイントは、「皮をむかずに使うこと」と「蓋を閉めて蒸気を逃がさないこと」です。抗酸化物質の多くは皮や皮の直下に集中しており、揮発性の成分を逃さない密閉性が求められます。
【ステップ1:下準備】
キャベツ、玉ねぎ、にんじん(皮ごと)、かぼちゃ(種とワタを取り除き、皮ごと)をよく水洗いし、それぞれ一口大(約1〜2cm角)に切り揃えます。
【ステップ2:煮込み】
鍋に切った野菜と水約1リットルを入れ、強火にかけます。沸騰したらすぐに弱火に落とし、ぴったりと蓋をして約20分間コトコトと煮込みます。
【ステップ3:仕上げと保存】
野菜が柔らかくなったら火を止めます。味付けは一切不要ですが、甘みと旨味が十分に引き出されているため、そのままでも滋味深い風味を楽しめます。粗熱が取れたら密閉容器に移します。
「長生き味噌汁」との違いと使い分け
順天堂大学医学部・小林弘幸教授が提唱する「長生き味噌汁」(赤味噌・白味噌・すりおろし玉ねぎ・リンゴ酢を混ぜた味噌玉を使用)も高い人気を誇ります。ファイトケミカルスープが「抗酸化作用と無塩による血管保護」を主眼に置くのに対し、長生き味噌汁は「発酵食品による腸内細菌叢の活性化と自律神経の調整」に特化しています。朝はファイトケミカルスープでデトックスを促し、夕食に長生き味噌汁を取り入れるといったハイブリッドな併用も極めて有効です。