Cbr試験とは?設計Cbr・修正Cbrの違いと計算方法を現場目線で徹底解説

Cbr試験とは?設計Cbr・修正Cbrの違いと計算方法を現場目線で徹底解説

Cbr試験とは?設計Cbr・修正Cbrの違いと計算方法を現場目線で徹底解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

若手技術者や発注者協議の場で頻繁に見られるのが、「土の締固め試験(JIS A 1210)」と「CBR試験(JIS A 1211)」の役割の混同です。

締固め試験は、ある土に対してエネルギーを与えた際に「どれだけ密度が高まるか(最大乾燥密度 $\rho_{dmax}$)」と「最も締まりやすい水分量(最適含水比 $w_{opt}$)」を把握するための試験です。土の密度特性を測るものであり、直接的な強度を示すものではありません。

一方、CBR試験は締め固めた土が「車両の輪荷重に対してどれだけの反力・支持力を発揮できるか」を測定する力学試験です。「締固め度が100%に達していても、土質材料そのものの性質や吸水膨張によってCBR値が著しく低い」という事例は現場で珍しくありません。

また、「現場CBRを測って設計値を超えていれば安全」という安易な判断も重大なトラブルを招きます。現場CBRは通常、施工直後の乾燥状態(または自然含水比状態)で測定されるため、長雨や地下水位の上昇で地盤が飽和した際、強度が急激に低下することがあります。室内CBRで4日間水浸膨張試験が義務付けられている理由は、まさにこの将来的な強度低下を安全側に見込むためです。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。