なぜ消えた?サイコロキャラメル販売終了の真相と現在の購入先を追う

なぜ消えた?サイコロキャラメル販売終了の真相と現在の購入先を追う

なぜ消えた?サイコロキャラメル販売終了の真相と現在の購入先を追うに関するポイントを徹底的にまとめました。最新データをご覧ください。

全国のファンが悲鳴を上げた終売告知の直後、水面下では伝統の火を絶やさないための救出プロジェクトが始動していました。その主役となったのが、北海道函館市に拠点を置く明治の100%子会社、道南食品です。

道南食品は長年にわたり明治ブランドのキャラメルやチョコレート製造を現場で支えてきた、確かな技術力を持つ生産拠点でした。同社社長をはじめとする開発チームは、「昭和初期から日本人に愛されてきた文化財とも言えるお菓子を、このまま歴史の闇に葬ってはならない」と立ち上がります。親会社である明治との綿密な交渉とライセンス調整を経て、2016年6月、わずか3カ月の空白期間を経て「北海道サイコロキャラメル」としての再出発を勝ち取ったのです。

再始動にあたり、単なるパッケージの継続にとどまらない大胆なリブランディングが施されました。象徴的なサイコロデザインを継承しつつ、赤色は「函館の赤レンガ倉庫」、白色は「北海道の美しい雪景色」をモチーフに再定義。さらに原材料にもこだわり、北海道産の生乳を使った練乳や砂糖を贅沢に使用することで、従来の親しみやすい甘さにミルクリッチなコクを加えたプレミアム路線へと舵を切りました。北海道限定土産として販路を絞り込むことで希少性を高め、全国販売時代には成し得なかった高付加価値化への転換に成功したのです。

山崎 陸
著者

山崎 陸

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。