鮮烈なデビューとヒットを記録したBAADだったが、その後の歩みは決して平坦なものではなかった。急速に変化する音楽業界のトレンドと、バンドが目指す音楽的アイデンティティの間で葛藤が生じる中、1995年にはフロントマンであった山田恭二が脱退。バンドは新ボーカルを迎えて活動を継続したものの、1999年に惜しまれつつも解散の道を選ぶこととなった。
解散後、メンバーたちはそれぞれの道を歩む。コンポーザーやプロデューサーとして裏方に回った者、別のユニットで音楽活動を続けた者など様々だが、彼らが残した音楽の重みは消えなかった。元メンバーによる奇跡的な再集結イベントが話題を呼ぶなど、ファンコミュニティの間で再びその存在感がクローズアップされたことも記憶に新しい。決して長い活動期間ではなかったものの、彼らが残した爪痕は今なお色褪せていない。