1970年代の漆黒のハイウェイで産声を上げた「夜露死苦」という4文字は、大人社会への怒りと自己承認の渇望が生んだ、きわめて日本的な言語的ミュータントでした。死と苦しみを背負いながら、礼儀正しい挨拶を叫ぶというその二面性は、当時の若者たちの引き裂かれた心情をそのまま映し出していたとも言えます。
半世紀を経て暴力の匂いが完全に消え去ったいま、「夜露死苦」は懐かしさとユーモア、そして力強い自己主張を兼ね備えた不滅のポップカルチャーとして日本社会に息づいています。時代が変わっても、言葉の背後にある「人との繋がりを求める(よろしく)」という根源的な願いがある限り、この4文字が完全に忘れ去られることはないでしょう。 (出典: 夜露 死 苦(Yahoo!ニュース))
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