表向きのきっかけは2020年の新型コロナウイルス感染拡大でしたが、感染症法上の位置づけが変更された後も休止が続いている背景には、単一の理由ではない構造的な3つの要因が存在します。
1. 教団組織の縮小と運営リソースの変化
パーフェクトリバティー教団は、かつて甲子園の常連として一世を風靡したPL学園高校の野球部休部(2016年)に象徴されるように、信者数の減少と高齢化に伴う組織再編の渦中にあります。ネット上では「莫大な赤字による資金難」という噂が一人歩きしていますが、実態は単なる金銭不足だけでなく、大会運営を支えていた青年部信者などのボランティア人員の不足が大きな足かせとなっています。
2. 雑踏警備・安全対策コストの天文学的上昇
2001年の明石歩道橋事故以降、全国の大型イベントでは警備体制の厳格化が義務付けられてきました。富田林市の会場周辺は丘陵地や住宅地が入り組んでおり、数十万人の動線を安全に確保するための民間警備員確保コストは年々高騰。教団単独での安全確保責任を負いきれなくなった実情があります。
3. 周辺地域へのインフラ負荷と住民意識の変容
かつては地元一体となって盛り上がった行事でしたが、近年は深刻な交通渋滞、ゴミ問題、緊急車両の通行妨害など、都市化が進んだ富田林市周辺住民の生活環境への配慮がより強く求められるようになりました。