ネット検索で「トイストーリー 恐竜 トリス」と探すユーザーが後を絶ちませんが、公式設定における彼女の正式名称はトリクシー(Trixie)です。なぜ「トリス」という表記が広まっているのか、その背景と彼女の特異なキャラクター性を紐解きます。
名前の揺らぎとボニーの部屋での立ち位置
「トリス」という検索ワードが頻出する背景には、トリケラトプスという種族名の響きや、一部の海外情報、関連グッズの簡易表記から派生した愛称がネット上で定着した経緯があります。正式名称であるトリクシーは、『トイ・ストーリー3』でアンディからオモチャたちを譲り受けた少女ボニーの部屋に住む、青みがかったプラスチック製のトリケラトプスです。
レックスがアナログな恐竜トイの代表であるのに対し、トリクシーは極めて現代的です。ボニーの留守中に自らパソコンを立ち上げ、近所の恐竜トイとオンラインチャットを楽しんだり、ガジェットの扱いに長けていたりと、知性的かつ姉御肌なポジションを確立しています。
主演作『トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド』での大活躍
トリクシーの真価が発揮されたのが、2014年に制作されたテレビスペシャル『トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド(原題: Toy Story That Time Forgot)』です。この作品ではウッディやバズを差し置き、トリクシーが実質的な単独主人公として描かれました。
訪れた友人宅で、自分がオモチャである自覚を持たずに戦い続ける好戦的な軍団「バトルポリス」と遭遇した際、トリクシーは自身の機転と優しさをもって事態を解決へと導きます。このエピソードを通じて、彼女は単なるレックスの相方という枠組みを超え、シリーズに欠かせない独立したヒロインとしての地位を不動のものにしました。