校内取材や実際の制作現場を検証すると、デザイン画面上では完璧に見えたものが、印刷した瞬間に台無しになるケースが頻発しています。
特に大きな落とし穴となるのがフォント(書体)と配色の選択です。文化祭ポスターフォントにおいて、装飾性の高すぎる筆文字や極細の明朝体を通路の遠くから判読することは困難です。基本は太めの角ゴシック体や視認性の高いポップ書体を選び、1枚の紙面で使うフォントは原則2種類までに絞るのがセオリーです。
また、スマートフォンの画面(RGB)で作成した鮮やかな蛍光色は、学校の一般的なプリンター(CMYK)で出力すると一段暗く沈んだ色味に変化します。「印刷してみたら背景と文字が同化して読めない」という事故を防ぐためにも、必ず本番用紙での試し刷りを実施し、3メートル離れた位置から視認性をチェックする工程を挟む必要があります。