かつて村山聖九段の壮絶な生き様を描いたノンフィクション『聖の青春』の時代、棋士たちは盤を挟んで直接対峙し、魂を削り合っていた。やがて時代は進み、羽海野チカ氏の人気漫画『3月のライオン』でも描かれたように、ネット将棋は現代の棋士や愛好家にとって欠かせない修行の場へと進化を遂げた。
深夜まで終わらない長考、画面越しに漂う鬼気迫る気迫。リアルな対局室で繰り広げられていた情熱は、そのままデジタル空間の対局室へと受け継がれている。名作文化コンテンツが捉えてきた将棋の持つドラマ性と熱量は、今もネットの回線を通じてリアルタイムで交錯している。