国土交通省航空局および国際民間航空機関(ICAO)の最新基準に基づき、電気シェーバーの機内持ち込みは国内線・国際線の両方で全面的に認められています。ANAやJALをはじめとする国内主要キャリアでも同様の規定となっており、スーツケース内に入れる「預け入れ荷物」としても預けることが可能です。
旅客機において飛行機に刃物の持ち込みが禁止される理由は、ハイジャックや機内での傷害事件を防ぐためです。しかし、一般的な電気カミソリは刃が直接肌や外部に露出しておらず、外刃の網目構造の内側で内刃が高速回転・往復する仕組みを採用しています。そのため、脅迫や凶器として使用される危険性が極めて低いと判断され、日常品としての機内携行が許可されています。
ただし、近年のスマート家電化に伴い、超急速充電モデルやモバイルバッテリー機能を兼ね備えた高機能シェーバーが登場しています。これらに搭載されるリチウムイオン電池の飛行機制限として、ワット時定格量が160Wh以下であることが求められます。市販されている一般的なメンズシェーバー(ブラウン、フィリップス、パナソニックなど)の内蔵バッテリーは通常5Wh〜15Wh程度のため容量面での制限に引っかかることはまずありませんが、万が一の誤作動(電源が勝手に入り発熱すること)を防ぐためのスイッチロック機能の活用が義務付けられています。