ふたりの結婚生活を語るうえで興味深いのが、所属事務所のカラーの違いだ。仲間由紀恵が籍を置く「プロダクション尾木」は、王道アイドルや国民的タレントを数多く育て上げてきた名門。徹底したブランディングと温かみのあるマネジメントで、彼女のクリーンなイメージを長年守り続けてきた。
対して田中哲司が所属する「鈍牛倶楽部」は、個性派俳優や映画界の重鎮を多数擁する玄人好みの事務所として知られる。商業的な派手さよりも作品至上主義を重んじる気風が強い。この一見対照的なふたつの事務所が、お互いの領分を侵すことなく見守ったからこそ、ふたりはスキャンダルや過熱報道に押しつぶされることなく、自然体で家庭を築くことができたのだ。