大雨リスクの質も変わりつつある。駿河湾上で急速に発達した雨雲が列をなし、同じ地域に激しい雨を降らせ続ける「線状降水帯」の発生頻度が、2020年代前半と比較して増加傾向にある。特に伊豆半島西岸から焼津・御前崎にかけての沿岸ラインは、南からの暖湿流がダイレクトに流入しやすいポイントだ。
各自治体では気象庁のリアルタイムキキクル(大雨警報(土砂災害・浸水害)危険度分布)と連動した自治体防災アプリの普及を急ピッチで進めている。河川の増水や道路の冠水は雨が降り始めてから数十分で発生することも珍しくないため、ハザードマップの再確認と早めの自主避難判断が命を守る行動につながる。