離婚協議において最大の焦点と見られていたのが、2009年生まれの長男・降谷凪(ふるや なぎ)さんの親権と環境整備でした。凪さんは2020年公開の岩井俊二監督映画『ラストレター』にて、約2,000人のオーディションを勝ち抜き、松たか子さんの息子役として俳優デビューを果たした経験を持ちます。目元が父親に酷似した端正な容姿と瑞々しい演技力で話題を呼びました。
公式発表資料や当時の関係者の証言を総合すると、親権についてはMEGUMIさんが持ちつつも、高校生活や学業、本人の進路選択を阻害しない形での監護方針が定められました。離婚当時、長男はすでに思春期を迎えており、両親のどちらか一方を断絶させるのではなく、「両親それぞれの支援を受けられる環境」が維持される運びとなったのです。
また、慰謝料や財産分与に関しても、泥沼の裁判闘争には発展しませんでした。MEGUMIさんは自ら立ち上げた事業や書籍のプロデュースで莫大な経済基盤を確立しており、不倫に対する金銭的報復に執着するよりも、「過去を清算し、迅速に新しい人生へと踏み出すこと」を最優先したとされています。世田谷区内に建てられた豪邸の権利関係や共有資産の整理も、双方の代理人による法的な手続きを経て滞りなく完了しました。