横浜の韓国料理を語る上で欠かせないのが、明確なエリアごとの個性です。利便性を重視するなら、商業ビルが立ち並ぶ横浜駅西口韓国料理人気店の密集地帯が第一候補になります。西口エリアは雨に濡れずにアクセスできる地下街直結店や、ネオンサインが映えるポップな韓国バルが多く、学生やオフィスワーカーで連日満席の賑わいを見せています。
対照的に、本国の屋台街や現地の食堂そのままの空気を味わえるのが関内・日ノ出町寄りのコリアンタウンです。とりわけ横浜韓国料理福富町本場の味は、在日コリアンや料理人がプライベートで通うほど味付けの純度が高く、自家製キムチの熟成発酵やタッカンマリの滋味深いスープが絶賛されています。ディープな街並みに臆せず一歩足を踏み入れれば、そこには新大久保や鶴橋とも一味違う、重厚な歴史に裏打ちされた名店が広がっています。