作品を愛するファンコミュニティやSNS、レビュー掲示板には、作品の熱狂を証明する生の声が溢れています。特に2004年の大河ドラマに関しては、三谷幸喜脚本新選組の裏話として語られた事実がファンの胸を打ち続けています。
三谷幸喜は後年の対談や自著の中で、「近藤勇が処刑される板橋の刑場で物語を終えるのではなく、彼が仲間とともに笑い、前を向いて歩き出す瞬間でラストシーンを飾りたかった」と述懐しています。大河ドラマのタイトル末尾に感嘆符「!」が付けられたのも、滅びの物語をただの悲劇で終わらせず、彼らが全力で生きた青春の肯定を意味していたという逸話は有名です。
ネット上の視聴者コミュニティでも、この制作姿勢に対する共感が根強く残っています。
「大河ドラマ『新選組!』をリアルタイムで観ていた当時、第33回の山南さんの切腹シーンでは家族全員が言葉を失って泣いた。大人になって見返すと、局中法度という自縄自縛に苦しむ土方や近藤の弱さが痛いほど分かる」(40代・男性ファン)
「岡田准一さんの『燃えよ剣』を劇場で観た時の衝撃は忘れられない。剣が肉を断ち、骨に当たる音まで計算された殺陣は鳥肌もの。歴史映画というより極上のミリタリーアクション」(30代・歴史ファン)
このように、ファンの評価軸は単なる歴史の忠実な再現ではなく、「人間ドラマとしての濃密さ」と「映像表現としての先鋭さ」に向けられていることが明確に分かります。