1987年に登場した「ラーメンばあ」は、味付けされた即席麺を四角くブロック状に固めたスナック菓子でした。ラーメンばあ 当時定価は1個60円。駄菓子屋やスーパーのレジ横に並ぶやいなや、香ばしいチキン醤油風味のクセになる味わいと、袋の中に同封された正方形シールの魅力で爆発的なヒットを記録します。
先行して大ヒットしていた兄弟商品『ガムラツイスト』がプロレスをモチーフにした男児向けの世界観だったのに対し、ラーメンばあはそのストーリーを補完・拡張する重要な役割を担っていました。企画・デザインを手掛けたデザイン集団「スタジオ・メルファン」による緻密な世界観構築は秀逸で、お菓子自体のボリューム感も手伝い、おやつとしてもコレクションアイテムとしても当時の小学生から絶大な支持を集めたのです。
特にファンを驚かせたのが、2枚重ねの「Wシール」や温度で絵柄が変わるサーモクロミック、蓄光素材など、ビックリマンを凌駕するほど多彩な特殊印刷ギミックでした。「シールをめくる瞬間のワクワク感」を極限まで高めた演出が、当時の子どもたちの収集欲を激しく刺激しました。