長期離脱を続ける有名選手には、往々にして事実無根の噂がつきまといます。安部裕葵に関しても、インターネット検索を中心に「引退危機」「契約解除」「J2・J3への期限付き移籍の内定」といった刺激的な言説が散見されますが、これらの真偽はどうなのでしょうか。
取材によって判明している客観的事実として、本人が引退を示唆した事実は一切ありません。また、浦和レッズ側が一方的に契約を打ち切る方針を取っているという公式発表や確度の高い報道も皆無です。むしろ、浦和の強化部は獲得当初から「完全復活には年単位の時間を要する」という長期的なリハビリ計画を織り込み済みで契約を結んでいます。
移籍の噂に関しても、出場機会を求めて下部カテゴリーへレンタルされるのではないかという観測記事が定期的に浮上しますが、筋力バランスとコンディションが整わない段階で過密日程かつフィジカルコンタクトが激しいJ2・J3の環境に身を投じることは、再発リスクの観点から極めて非現実的です。現在は浦和の充実したメディカル施設と手厚いサポート環境のもとで、万全のコンディションを取り戻すことが最優先事項となっています。