SR44を購入しようと売り場に行くと、「SR44W」と「SR44SW」という末尾にアルファベットが付いた2種類が存在することに気づきます。「SR44W SR44SW 違い」を理解していないと、アナログ腕時計の故障や電池寿命の激減を招くことになります。
この「W」と「SW」の違いは、内部で使用されている電解液の化学成分と用途別の電流供給能力に基づいています。
- SR44W(ハイレート/強電流放電タイプ):
電解液に水酸化カリウム(KOH)を採用。内部抵抗が低く、大電流を一気に流す能力に優れています。アラーム機能、LEDバックライト、ストップウォッチ、クロノグラフ機構などを備えた多機能デジタル・アナログ腕時計に適しています。 - SR44SW(ローレート/微弱電流放電タイプ):
電解液に水酸化ナトリウム(NaOH)を採用。微弱な電流を長期間安定して流し続ける用途に特化しており、耐漏液性能が極めて高いのが特徴です。バックライト等のない一般的な2針・3針のアナログ腕時計に最適です。
微弱電流タイプ(SW)指定のシンプルな腕時計にハイレートタイプ(W)を入れても動作自体はしますが、電解液の性質上、SWタイプに比べて液漏れ耐性が若干劣る傾向があります。逆に、多機能時計にSWタイプを入れると、バックライト点灯時に電圧が降下して時計がリセットされる原因になります。パッケージの末尾表記まで確認する習慣が重要です。