ネット上には「自分の属性に合わない神社に行くと運気が下がる」という言説(いわゆる神社 属性 相性・繭気属性説)が散見されます。地・水・火・風・空の5属性をもとに生年月日と血液型で相性を割り出す俗説ですが、これは昭和末期から平成初期にかけて創作されたスピリチュアル概念であり、伝統的な神社神道や延喜式神名帳には一切存在しない後付けの民間療法です。
したがって、「属性が合わないから祟られる」という心配は無用です。しかし、歴史的・環境的に本当に注意すべき「行ってはいけない神社」の境界線は実在します。
それは、「管理放棄されて荒れ果てた廃神社」と「自分自身の精神状態が極度に弱っているときの霊山参拝」です。手入れが滞った神社は物理的な倒木や野生動物のリスクがあるだけでなく、神域の結界が緩み、不浄な気が滞留しやすいとされます。また、他者への激しい呪詛や復讐心を抱えたまま参拝することは、自身の精神的バウンダリーを破壊し、心理的破滅を招くリスクがあります。