洗濯機で一度洗って乾かしてしまったシミや、クローゼットから出した時に気づいた古い油染みでも、適切なステップを踏めば繊維を傷めずに落とし切ることができます。家庭で最も成功率の高い「食器用洗剤+クレンジングオイル+酸素系漂白剤」のハイブリッド手順を紹介します。
ステップ1:クレンジングオイルで固化した油を溶かし出す
乾いた状態の衣類のシミ部分の下に、色移り防止用のタオルまたはキッチンペーパーを敷きます。シミの上にクレンジングオイルを数滴垂らし、指の腹や綿棒を使って優しくトントンと叩き込みます。油をもって油を制する原理により、酸化して硬化した油分がオイルに溶け出していきます。ゴシゴシ擦ると繊維が毛羽立つため、押し出すように馴染ませるのが鉄則です。
ステップ2:食器用洗剤を原液で重ね塗りして乳化させる
クレンジングオイルを馴染ませた箇所に、直接食器用洗剤(油汚れに強いタイプが理想)を少量垂らし、さらに指で優しく揉み込みます。食器用洗剤に含まれる高濃度の界面活性剤が、オイルと油汚れを水になじみやすい状態へと変化させます。
ステップ3:45℃〜50℃のぬるま湯ですすぎ流す
ここが最も重要な分岐点です。必ず給湯器の温度を45℃〜50℃に設定したぬるま湯を用意し、裏側からシャワーの水圧を当てて汚れを押し流します。温度が低いと浮いた油が再び固着してしまうため、手で触ってしっかり温かいと感じる温度をキープしてください。この時点で、大半の油染みは視認できないレベルまで消失します。
ステップ4:酸素系漂白剤(ワイドハイター等)で酸化黄ばみを徹底分解
油膜の下に残った色素沈着や酸化による黄ばみを一掃するため、酸素系漂白剤(粉末タイプの過炭酸ナトリウム、または液体ワイドハイター)を溶かした45℃のお湯に20〜30分間つけ置きします。つけ置き完了後、通常通り洗濯機に入れて洗えば、完全にリセットされた清潔な状態に戻ります。