ネット上のQ&Aサイトやファンコミュニティで頻繁に見られる誤解について、ルールの観点から整理・是正します。
誤解①:「9回裏は必ず3アウトになるまでやらなければならない」
これは完全な誤りです。9回裏の時点で後攻チームがリードしている場合、裏の攻撃自体が行われません。また、9回裏同点で満塁ホームランが出た場合でも、1塁走者が本塁を踏んで勝ち越し点が記録された瞬間に試合終了(サヨナラ)となるため、打者のバッターランナーがダイヤモンドを1周する前にスコアが確定するケースもあります(打者の記録は本塁打ではなく適時打等になる場合がある)。
誤解②:「タイブレークで出たランナーは投手の自責点になる」
タイブレークで最初から無死一・二塁などに置かれる走者は、投手が四死球や安打で出したランナーではないため、公認野球規則上「失策(エラー)と同等の扱い」となり、生還しても投手の「自責点(ER)」にはカウントされません(失点のみ記録)。投手の防御率(ERA)を不当に悪化させないよう、厳密な記録管理がなされています。