より高い強度とエッジの立ったシャープさを求めるなら、正八面体を画用紙で工作する方法や、すべての面が合同なひし形で構成された「菱形十二面体」の制作がベストです。幾何学的な美しさを極めた多面体は、インテリアショップに並ぶプロダクトのような存在感を放ちます。
ひし形立体の展開図寸法を正確に引くことが、歪みのない完璧な立体を生み出す絶対条件です。正八面体であれば正三角形を8面配置するだけで容易に作図できますが、12枚の合同なひし形で構成される菱形十二面体の展開図の作り方には固有の幾何学ルールが存在します。美しい菱形十二面体を作るためのひし形は、対角線の比率が「1 : √2(約1 : 1.414)」となる菱形を用います。これはコピー用紙(A4やB5)の縦横比と同じであるため、身近な紙から正確な角度をトレースすることが可能です。
Web上で配布されている立体ひし形の無料型紙を厚手のケント紙やタント紙に直接印刷すれば、作図の手間を大幅に削減できます。切り出しの際は、山折り・谷折りのラインにあらかじめインクの出なくなったボールペンや鉄筆で軽くスジを入れておくと、驚くほど角がピシッと決まります。