JR九州が公表するダイヤグラム上、竹下駅から博多駅の所要時間はわずか3分です。竹下駅を出発すると、左手にJR九州の南福岡車両区竹下車両派出(旧・竹下気動車区)の広大な線路群を眺めながら、あっという間に博多駅のホームへと滑り込みます。数字上は非の打ち所がない移動手段に見えますが、毎朝この区間を使う通勤・通学者からは切実な声が聞かれます。
SNSや地元コミュニティにおける利用者の声を集約すると、特に指摘が多いのが竹下駅における鹿児島本線の混雑です。「朝7時50分から8時20分頃の上り列車は、南福岡や大野城、二日市方面からの乗客ですでにドア付近までぎっしり詰まっている」「竹下駅の狭いホームに人が溢れ、1本見送らざるを得ない日もある」という証言が後を絶ちません。
JR鹿児島本線の時刻表を確認すると、竹下駅に停車するのは「普通列車」のみであり、快速列車や区間快速(快速区間内のもの)、特急列車はすべて通過します。朝ラッシュ時であっても1時間あたりの停車本数は7〜9本程度に限られます。満員電車に無理やり体を押し込むストレスや、駅改札から博多駅の目的地出口までの長いコンコース移動を考慮すると、「純粋な乗車時間3分」にプラスして15分前後の見えないロスタイムが発生しているのが実情です。