Q1:選択的夫婦別姓が導入された場合、子供の名字はどうやって決めるのですか?
A1:法制審議会の答申案では、結婚する際に「子供が生まれた場合は父の姓にするか、母の姓にするか」をあらかじめ決めておく方式が有力視されています。また、兄弟姉妹で姓が分かれて家庭内が混乱することを防ぐため、原則として兄弟姉妹全員が同一の姓を名乗るルールが設計されています。
Q2:最高裁判所はなぜ「民法750条の夫婦同姓規定」を合憲と判断し続けているのですか?
A2:最高裁は2015年および2021年の大法廷判決において、「夫婦同姓の規定は直ちに憲法違反とは言えない」と判断しました。その理由は、制度のあり方は国民的議論や社会状況の変化を踏まえ、国会(立法府)で民主的に議論・決定されるべき事柄であるという司法抑制の立場をとっているためです。
Q3:自民党の保守派が法改正に強く反対し続ける最大の理由は何ですか?
A3:明治以来の伝統的な家族の秩序や、皇室をいただく日本の国柄の根底に「家族を最小単位とする共同体観」があると考えているためです。別姓導入が個人至上主義を助長し、家族の絆の崩壊や少子化の加速、ひいては歴史ある戸籍制度の解体につながるという強い政治的・哲学的危機感に基づいています。