ネット上のまとめ記事では「OS標準のカレンダーは使い物にならないためサードパーティ製を入れるべきだ」という言説が散見されますが、これは半分正しく、半分は明らかな誤解です。
実際のところ、iPhoneカレンダーシンプル派にとっても、Androidカレンダー無料環境を重視するユーザーにとっても、OS標準のカレンダーデータベース(iOSカレンダーデータベースやGoogleカレンダーアカウント)は基盤として最も安定しています。不具合の多くは、アプリ本体ではなく「サードパーティ製アプリがクラウド側の同期プロトコルと正しく噛み合っていない」ことに起因しています。
カレンダーアプリを乗り換える際、独自の専用クラウドにデータを保存させるスタンドアローン型アプリを選んでしまうと、将来機種変更をした際やPCで閲覧したい時にデータのエクスポートができず、予定がすべて消失するリスクを抱えることになります。「表示UIはシンプルで使いやすい外部アプリを使いつつ、裏側のデータ同期元はGoogleアカウントやiCloudに紐づけておく」ことこそが、トラブルを防ぐ最も安全な運用テクニックです。