Smap「ずっと忘れない」歌詞の真意と誕生秘話|今響く理由を解剖

Smap「ずっと忘れない」歌詞の真意と誕生秘話|今響く理由を解剖

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『ずっと忘れない』が世に送り出された1993年3月は、SMAPにとってグループのアイデンティティを確立しようともがいていた重要な変革期でした。デビュー曲『Can't Stop!! -LOVING-』から始まり、バラエティ番組『夢がMORI MORI』で体当たりの挑戦を続けながら、お茶の間の知名度を急速に広げていた時期にあたります。

本作のクリエイティブ陣には、黎明期のSMAPサウンドを形作った重要人物が集結しました。作詞は『青いイナズマ』や『SHAKE』などを後に手掛ける森浩美氏、作曲は歌謡界の重鎮である馬飼野康二氏、そして洗練された都会的なグルーヴを吹き込んだ編曲の長岡成貢氏です。

当時、制作陣が意図したのは「背伸びをしすぎない少年たちの等身大の切なさ」でした。馬飼野氏によるキャッチーでありながらどこか哀愁を帯びたマイナーコード進行と、長岡氏によるストリングスとブラスを巧みに融合させたアレンジが、メンバーの瑞々しい歌声と見事に調和。アイドルの枠を超えた本格的なポップスとして、音楽関係者の間でも極めて高い評判を獲得しました。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。