「毎日3時間デッサンしなさい」と言われて、仕事や学業と両立できる人がどれだけいるだろうか。忙しい現代人に必要なのは、短時間で脳と手を同期させる「クイックドローイング(クロッキー)」だ。制限時間は1ポーズにつき30秒から2分。細部をきれいに描くのではなく、モデルの「動きの勢い(ジェスチャー)」を大雑把に捉える練習である。
これを毎日15分続けるだけで、線から迷いが消える。ディテールにこだわりすぎて全体のバランスが崩れる悪癖を防ぎ、生き生きとした絵が描けるようになる。量より頻度。この習慣が、手の筋肉と脳の連携を強固にする。