学歴という観点においても、彼の青春時代は決して順風満帆ではなかった。高校に入学したものの、精神的な不調や環境への不適応から中退を選択。学業から離脱した焦りを打ち消すかのように、彼はアメリカへの留学を決意する。
現地での環境変化によって再起を図ろうとした深瀬慧だったが、渡米直後に再び激しいパニック発作に見舞われ、志半ばで緊急帰国を余儀なくされた。学歴もキャリアも絶たれ、渡米の夢すら崩れ去った瞬間だった。しかし、この二重の挫折が、彼に「自分たちでゼロから世界を作るしかない」という決意を固めさせる決定的な転機となった。