生活費の構造は、居住する地域によって大きく表情を変える。東京23区や横浜市などの大都市圏では、地価高騰や建築コスト上昇に伴い、ファミリー向け賃貸マンションの家賃相場が著しく上昇。2LDK〜3LDKで月15万〜20万円超がざらに存在する。持ち家世帯でも住宅ローンの金利上昇局面に伴い、毎月の返済負担が増加傾向にある。
一方、地方都市に目を移すと住居費は月6万〜9万円程度に抑えられる場合が多いものの、今度は「車の維持費」が重くのしかかる。夫婦で2台所有する地域では、ガソリン代、保険料、車検積立などで月5万〜7万円前後のコストが発生。結局のところ、住居費が高い都市部と、交通費がかさむ地方部で、トータルの生活費の合計額は縮小するどころか拮抗するケースも多い。