では、公的な機関や国語辞典における公式な定義はどうなっているのだろうか。農林水産省の見解や最新の国語学・民俗学の説を整理すると、現代においては「基本的に同じものを指す同義語」として扱われるのが一般的だ。
広辞苑や大辞林などの主要な辞書でも、両者はほぼ同じ意味として掲載されている。ただし、雑学として知っておきたいのが「御所言葉(ごしょことば)」における違いだ。室町時代の女房言葉として、上品な言い回しとして「おむすび」が好まれたという歴史的文献も残されている。2026年現在の学説においても、「明確な区別はないが、語源や使われてきた文脈によって纏うニュアンスが異なる」という結論が主流となっている。