共働き家庭が最もシビアにチェックすべきなのが、日々のランニングコストに関わる「自治体間格差」です。
東京都では、少子化対策として独自の予算措置が講じられており、私立高校無償化の所得制限完全撤廃や、第2子以降の保育料無償化などが盤石の体制で運用されています。これに対し神奈川県川崎市も助成枠の拡充を段階的に進めているものの、自治体の財政規模の差から、高所得世帯においては都内に留まった方が手取り換算で有利になる逆転現象が生じることがあります。
一方で、公立学校の教育ICT環境や放課後キッズクラブ(学童保育)の受け入れ体制については、川崎市も全国トップクラスの整備水準を誇ります。都内のような私立中学受験率の極端な過熱感(クラスの大半が大手進学塾通いというプレッシャー)を避け、「伸び伸びとした公立・中高一貫校ルート」を選択肢に残したい家庭には、川崎市の教育環境が心地よいバランスとして支持されています。