2026年のいま、国会では相次ぐ政治資金規正法の再改正や厳罰化の議論が続けられている。しかし、市民社会からの視線は依然として厳しい。桜をきっかけに噴き出した「政治と金」の問題は、その後の自民党派閥における裏金問題へと形を変えて連続しており、根深い不透明性が解消されたとは言い難い状況が続いているからだ。
制度の穴を突いた資金集めや、不都合な記録の「不記載」「記載漏れ」で片付けようとする構造は、あの前夜祭の会計処理の構図と酷似している。根本的な是正がなされないまま小手先の制度修正にとどまってきたことが、政治への冷笑主義を社会全体に蔓延させる結果を生んでしまった。