現在、商店街を訪れる旅行者の最大の目的となっているのが、目抜き通りにひしめく個性派グルメの数々です。ネット上の口コミと現場での実食検証から見えた実態をレポートします。
商店街の中核を担う人気スポットが「熱海プリン カフェ2nd」です。熱海駅前の1号店とは異なり、「温泉街の風呂場」をコンセプトにしたイートイン空間が特徴で、タイル張りの浴槽や風呂桶を模したテーブル席が若い旅行者の撮影スポットとして機能しています。定番の「特製カラメルシロップ付プリン」をはじめ、季節限定フレーバーはなめらかな舌触りと程よいコクが両立しており、単なるビジュアル先行店に留まらない確かなクオリティを誇ります。ただし、週末のピーク時には30分〜60分待ちの長蛇の列が発生するため、開店直後の午前10時台か夕方16時以降の訪問が現実的な選択肢となります。
和洋折衷スイーツの旗手として連日完売を記録しているのが「熱海ばたーあん」です。老舗和菓子店「又一庵」の極上あんこと濃厚なバターを組み合わせた「ばたーあんパン」は、焼き上がり時間に合わせて整理券が配られるほどの加熱ぶりを見せています。実食すると、外側の薄皮生地の香ばしさと、溢れ出すバターの塩気、上品な甘さの粒あんが見事なコントラストを形成しており、行列ができる理由に納得の一品です。
ランチタイムの主役に君臨するのが「熱海銀座おさかな食堂」です。近海で獲れた地魚をこれでもかと積み上げた「海鮮てっぺん丼」をはじめとする海鮮丼メニューは、圧倒的なボリュームと鮮度で知られます。刺身として楽しんだ後、最後に出汁をかけて海鮮茶漬けとして締めくくる構成は満足度が高く、昼時は店頭の発券機で順番待ちが必須。整理券を取得した後に商店街を散策する動線設計が賢い立ち回り方です。