在来線のエリアまたぎには制限がある一方、東海道新幹線や通勤定期券においては、利便性を高める仕組みが整えられています。
出張や旅行で東海道新幹線(東京〜熱海〜三島〜静岡〜名古屋方面)を利用する場合、ネット予約サービス「スマートEX」または「エクスプレス予約」に手持ちのSuicaを事前紐付け(交通系ICカード連携)しておけば、新幹線の専用改札機にSuicaをタッチするだけでスムーズに乗車・通過が可能です。これは在来線のIC残額引き落としとは異なり、新幹線の予約システム上でチケットレス決済が完了しているため、会社の境界を意識することなく利用できます。
また、通勤・通学定期券に関しては、2021年3月の制度改定以降、小田原〜三島間など「熱海駅を挟んでJR東日本とJR東海を跨ぐ定期券」をSuicaやTOICAのカード1枚に載せて発行することが可能になっています。ただし、この定期券機能が有効なのはあくまで「券面に記載された定期区間内」に限られ、定期券区間外へ乗り越した在来線の運賃自動精算には依然として非対応である点には留意しなければなりません。