1980年、学習研究社(現・学研ホールディングス)が発行していた少年誌『少年チャレンジ』に突如として現れた麻衣マチコ。藤子不二雄の愛弟子であるえびはら武司が描く奔放で明るいお色気劇は、瞬く間に当時の少年たちを虜にした。タイトルにも冠された「まいっちんぐ!」というフレーズは全国の学校で爆発的に流行。スカートめくりが教室の日常風景と化し、PTAや教育委員会から「有害図書」の猛烈なバッシングを浴びることとなった。
だが、その反発こそが人気の着火剤だった。タブーに触れるスリルと底抜けにカラッとした作風。1981年10月にテレビ東京系列で放映が開始されると、視聴率は跳ね上がった。批判と熱狂のシーソーゲーム。それこそが昭和のメディア空間が持っていた独自のエネルギーだった。