日本のバラエティ番組の潮流がどれほど移り変わろうとも、箕輪はるかのポジションが揺らぐことはない。激しいリアクションや大声でのツッコミが求められる場面であっても、彼女は決して自身のトーンを崩さない。そのブレなさが、制作陣にとって「計算できる安定感」として重宝される要因だ。
女性芸人を取り巻く環境や笑いの構造がアップデートされる中で、容姿いじりに頼らない自律した笑いを早くから体現してきた功績は大きい。誰かを傷つけることなく、自らの知性と間合いだけで笑いを生み出す技術は、現在のテレビ界において極めて現代的な価値を持っている。