夕方の顔として視聴者に親しまれた『スーパーJチャンネル』、そして一週間の世相を総括する『サンデーステーション』。これらの番組で彼女が発揮したのは、視聴者の生活実感に寄り添う圧倒的な共感力だった。
物価高や子育て問題、国際紛争の影など、複雑に入り組んだニュースを誰にでも伝わる平易な言葉へと翻訳する力。それは、専門用語を並び立てる解説ではなく、生活者の視点に立ち続けた彼女ならではの技術だった。感情に流されず、しかし冷徹になりすぎない絶妙な温度感のニュース解説は、今なお同世代の女性アナウンサーたちのひとつの到達点として語り継がれている。