自覚症状としての視野狭窄(視界が狭くなる、一部が黒く抜ける)を感じた時点で、病状はすでに中等度から末期まで進行しているケースが少なくありません。視神経細胞は一度死滅すると再生しないため、「見え方に困っていない段階での受検」こそが生涯の視力を守る唯一の防壁です。
【受検を強く推奨する人のチェックリスト】
- 40歳以上で、これまで一度も眼科で精密眼底検査や視野検査を受けたことがない方
- 健康診断の眼底写真で「視神経乳頭陥凹拡大」「網膜神経線維層欠損」と判定された方
- 血縁者(親・兄弟・祖父母)に緑内障の罹患者がいる遺伝的リスクのある方
- 強度の近視(コンタクトの度数が-6.0D以上)や低血圧・冷え性傾向がある方
- 夜間の運転で標識や歩行者を見落としそうになる、階段の段差を踏み外すことが増えた方
【検査精度を高める当日の重要注意点】
検査当日のコンディションはデータ精度に直結します。前日は十分な睡眠を取り、眼精疲労を避けてください。また、日常使用している眼鏡やコンタクトレンズは必ず持参し、受付時に申告します(検査時は専用の度数レンズを用いますが、ベースとなる屈折矯正値の把握が必要です)。
なお、同日に瞳孔を開く「散瞳薬」を用いた眼底検査を行う場合、検査後4〜5時間はピントが合わず眩しさが続くため、車やバイク・自転車の運転は厳禁となります。公共交通機関を利用して受診してください。