彼女のトレードマークといえば、長年愛用を続けるFender(フェンダー)のテレキャスターだ。白のボディに刻まれた擦り傷や打痕は、過酷なステージを生き抜いてきた証しにほかならない。近年ではソリッドなテレキャスターに加え、ジャズマスターやビンテージ仕様のストラトキャスターもステージに投入され、トーンの幅は飛躍的に広がりを見せている。
アンプ周りや足元のペダルボードにも妥協はない。シンプルなオーバードライブとクラシックなディストーションを組み合わせ、直感的なダイナミクスを生み出すセットアップが基本だ。過度にデジタル補正された音とは無縁の、アンプの真空管が悲鳴をあげるような生々しい音像。これこそが、彼女がライブ機材の選定において頑なに貫く譲れないこだわりと言える。