岸信千世氏は1991年(平成3年)5月、岸信夫氏の長男として誕生しました。幼少期から政治の名門の空気を肌で感じて育ち、学歴としては慶應義塾幼稚舎から普通部、慶應義塾高等学校を経て慶應義塾大学総合政策学部(SFC)へと進学。学生時代は準硬式野球部に所属し、副主将を務めるなど、学業だけでなくスポーツにも打ち込む文武両道の青年期を過ごしました。
2014年に大学を卒業後、彼が選んだ進路は政治の世界ではなく株式会社フジテレビジョンへの入社でした。報道局社会部に配属された岸氏は、警視庁担当として事件取材の最前線に立ち、その後は宮内庁担当や気象・災害報道の現場記者として経験を積みました。当時の同僚やメディア関係者の証言によると、「名門の御曹司であることを鼻にかける様子は一切なく、フットワークの軽い現場主義の記者として周囲から親しまれていた」と評価されています。
しかし、2020年10月、父・信夫氏が菅義偉内閣で防衛大臣に就任したタイミングでフジテレビを退職。防衛大臣秘書官(政務)に転身したことで、実質的な「後継者育成ルート」へと舵を切ることになりました。